絵のこと その13
またまた偽物か?
ふと思い出して、ヤフーオークションを覗いてみましたら、またまたやってるなあ~と懐かしく感じました。
注目度NO1のこの油彩画
多分もうすぐ消えちゃうんで、またまた画像をアップしておきますが、
大変有名な絵なんで、パリのピカソ美術館にあるようですね。
ピカソの作品の所蔵美術館一覧
(だいぶ下の方、「ゲルニカ」のちょっと上)
ポスターにもなっています。
オールポスターズの パブロ・ピカソ「Portrait of Dora Maar, c.1937」パネルプリント
額縁も最近のちゃちいもので、とてもとても12万なんて出して買う価値のある模写とは思えないのですが・・・。
この出品者の評価で、唯一「悪い」を付けた人は、散々な目にあったようですが、たった一人というのが納得できませんね。
http://auctions.yahoo.co.jp/jp/show/rating?userID=daimeihin_kaidoku&filter=-1#comment_list
この偽物の油絵を落札しようとしている人たちも、評価が高い・・・ということは経験豊富で、ひょっとすると業者の方かなんかかもしれません。こんなものを落札して、もしかして転売するのでしょうか?
もう1点
鑑定書があるからホンモノとは限りません。念が入ったニセモノは鑑定書もニセモノですから。
サインの筆跡も違うような気がします。
うーん。しかしこの色合いは、昔ひろしま美術館で見た、印象派から現代までを網羅した絵画展に出てた非常に気持ちの悪い絵のような感じで、絶対に偽物とも言い切れません。もしかしたら、だれか別の画家の作品かもしれません。
いずれにしても、ロクでもないもんというオーラが漂っているので触らない方がよいでしょう。
現在34000円ですね。ピカソの肉筆油彩画にしては安すぎ。
時々あるのですが、破産差し押さえ品とかで、一見立派そうだけどよく見ると気持ちが悪い絵が出てることがあって、そういうのを見ると目が腐りそうな気がします。負のオーラが漂っているような感じで、「この額縁を買うお金があるんならポスター買って飾れよ」と罵りたくなりますが、見掛け倒しの絵を飾るような人だから破産しちゃうんでしょうね。
毎度思うんですが、ちゃんとパソコンが使えて、ネットオークションも利用できる人が、なんで変なニセモノの絵を高い値段で買っちゃうんでしょう?すごく不思議です。