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記録帳

日常の体験と、読書、映画の感想を主に書きます。

王子のその後

テレビ

ま、どうでもいい話なんですが・・・

うちのおじいさんが入院中なので、その隙に毎日あっちの家の大掃除をしていて、もう手が荒れちゃって大変です。

ストレスが溜まって、真面目に読書の感想文など書けそうもないので、どうでもいい話をひとつ書いておきます。

 

あれは、13、4年も前のことだったと思います。

ある夕方、ニュースを見ようとTVをつけたところ、学芸会の王子様の格好をした青年が映っていて、「あおやま王子で~す。」と、まるで往年の藤山寛美演じるアホぼんの口調そっくりに喋っていたので、てっきりNHK教育の子供番組をつけてしまったと勘違いして慌ててチャンネルを変えました。ところが、チャンネルを変えまくって判明したのですが、それは子供番組などではなく、広島のTV局のれっきとした情報番組でした。

夕方の情報番組に、王子様の衣装を着て、王冠(金紙を貼った厚紙製)を被ったアホぼんが出てるってどういうことよ?

私はしばし唖然とし、我が目が信じられなくなり、小学生の娘を呼んで確認してもらったくらいです。それは幻ではなく確かに存在していました。たいへんシュールな光景でした。

さすがに子供は適応力があります。「なにこれ?」と一瞬怯みましたが、その後は当たり前のことのように受け止め、「いいんじゃないの?」と言うと、さっさと2階に上がってしまいました。

 

あおやま王子はその後もちょくちょく出没し、アホぼんの口調でTV局内を案内し、同僚アナウンサーに出くわして「お前よく恥ずかしくないなあ」と真顔で言われたり、アナウンサーの新人研修を突撃取材してイビったり、どうやら偉い人らしい上司に変な質問をして困らせ、「後で憶えておけよ」と凄まれて半泣きになったり、ゲスト(ひろしま美術館の副館長とか)を呼んで、相手の邪魔ばっかりするインタビューをしかけたり、もう、ロクなことをやってなかったのですが、私はまるで、出来の悪い子が出ている学芸会を見守る親のようにハラハラドキドキ、毎日大変スリリングな思いでその夕方の番組を見ていました。

「この子は、こんなに滑舌が悪くてやっていけるのだろうか・・・」と、ついよけいな心配までしてしまいました。

 

そうしたら、ぱたっと王子の姿がなくなり、「あれ、もしや、やりすぎて粛清されたのか?」と娘と噂をしていたら、ある日王子がちゃんと背広を着て、ニュースを読んでいるではありませんか!しかも、ちゃんとはっきりとアナウンサーみたいにです。

驚いて、「ちゃんと喋れるんだー!」と言うと、娘が「そりゃあ、アナウンサーなんだから当然でしょ。」と言ってまた向こうに行ってしまったので、私はまじまじとあおやま王子の顔を眺め、何だか、身内に不幸でもあったかのような悲愴な顔をしていたので、「やっぱりやり過ぎて怒られたに違いない。」と思いました。

その後しばらくは、あのアホぼんの王子が難しいニュースをすらすらと読んでいるというギャップに感心したり、なぜか誇らしい気がしたりしながら惚れ惚れと眺めていたのですが、またいつの間にか見かけなくなってしまって、「もしや、ほんとに粛清されたのか?」と思いました。

 

そして月日は流れ、次に発見した時、王子はラジオの番組を持っていました。

その頃にはネットが普及していたので、ふと思いついて名前を検索すると、王子は「秘密の音園」という番組でパーソナリティーをしていることがわかったのです。ネットでも放送が聴けたのでつけてみると、ニュースのアナウンサーの面影はまったくなくなっていて、あおやま王子のハイテンションをさらにパワーアップさせたようなノリで、私はついて行けませんでしたが、とっても楽しそうだったので「よかったね。」と思いました。その番組で王子は、ギャラクシー賞ラジオ部門のDJパーソナリティ賞を受賞したそうです。しばらく見ないうちに随分精進されたようで感慨深い思いでした。

 

そして、今、また王子は TVで活躍しています。

イマなまっ! | RCCテレビ

なんだか、1年に1度くらい会う親戚の子みたいな感じで、とても他人とは思えません。

青山高治アナウンサーには、今後もぜひ活躍していただきたいと思っております。