掃除について
掃除なんて嫌いだ
今までの記述を読みますと、まるで、私がきれい好きの潔癖症であるかのように思えますが、全然違います。
私は掃除が嫌いだし、少々汚れていてもあまり気にならない方です。子供の頃は、勉強部屋を片付けなさいとか、お茶碗の裏側も洗いなさいとか、布団を干しなさいとか、しょっちゅう怒られていて、「この子はちゃんと嫁に行けるんだろうか。」と心配されていたくらいです。それなのに、そんなことを言っていた両親は年を取って家を散らかり放題にするし、今や私の方が夫や子供や実家の母に「片付けなさい!」と怒っている有様です。不思議で仕方ありません。
通販が好きです
実のところ、掃除が嫌いなあまり、TV通販の洗剤など見ると、「これ1本で、楽して家中ピカピカ」などと安易な幻想を抱いて、つい買ってしまう悪い癖があるのですが、当然その洗剤を使っても、掃除して回らない限りピカピカにはなりません。だんだん最初の感動も薄れてくると、スグレモノ洗剤も洗面台の下に入れたまま使わなくなってしまうのです。
そしてまたTV通販で「回転式モップ」だの「伸縮スポンジモップ」だの、しょーもないお掃除グッズを買い込んでしまうのです。バカですね。
一昨年はシャークスチームモップを買ってしまいました。
これがまた使えないんです。
畳など蒸気で変色するのでとても使えません。うちの畳は和紙でできているのです。床もうちの安物の床板なんかワックスが剥がれて表面が危ない感じになります。じゃあ玄関タイルを、とかけると、家中にもうもうと湯気が立ち込め、ただでさえ湿気が気になるっていうのに、下駄箱にカビが生えてしまいそうです。そして、うっかり落としたらヒビが入って壊れてしまったので結局廃棄してしまいました。残念!
で、本体の方はもうないんですが、これに付属していたマイクロファイバーパット(ぞうきん)が、なかなかいいんです。追加で買った分も含めて6枚あり、捨てるのが勿体ないので、マジックテープ対応のモップ棒を買ってきてこれにつけて使ったら、これがなかなかスグレモノでした。
畳の乾拭きをすると、結構汚れが取れます。
リフォームした和室の床も、このマイクロファイバーパットで毎日乾拭きをします。
毎日、玄関、和室の畳、板の間を2、3枚のパットで拭いた後、バリッと剥がしてマット類と一緒に洗濯機に放り込みます。このシンプルさ。今までに買った掃除道具の中で一番使えます。付属品ですけど。
毎日拭いているのに、ちゃんとパットは汚れます。ホコリは一日で溜まるんですね。初めて知りました。
最近の発見
実は、和室をリフォームした時、床板を焦げ茶色にしてよいものかどうか少し迷いました。うちには白い犬がいて、ちょっと油断するとすぐ白い綿埃が溜まってしまうのです。この家を建てた時も、「できるだけホコリの目立たない色」ということで薄い色の床板を選んだくらいです。でも、和室をレトロな色合いにリフォームして、心機一転しようっていう時に、そこがホコリまみれでは意味がありません。焦げ茶色の床は犬の毛1本も目立って気になるのでモップで毎日拭くのです。
「汚れが目立たない方がよい」と今まで勝手に思い込んでいましたが、それは違うようです。
目立つから却ってこまめに掃除し、きれいな状態をキープできるのです。
今更ながら目からウロコでした。
同じようなことは昨年取り替えたキッチンのガスコンロにも言えます。
コンロが壊れた時調べたら、住宅メーカーのコンロはすべてIHになってしまっていました。それでガスにこだわった私は広島ガスに頼んでリンナイのガスコンロに入れ替えてもらったのですけど、これがピッカピカのガラストップなんですね。
天板が鏡のようで、少しでも油がハネるとすぐわかります。
顔が映るくらいピカピカなのに油まみれでは台無しです。調理する度、せっせせっせと台布巾で拭きまくります。おかげで、ガスコンロだけは未だに鏡状態を維持していて、浸け置きもマジックリンもいりません。
こんなことは私の今までのガスコンロ史上初めてです。
先日おじいさんのところのガスコンロを磨いた時にはウンザリしました。スチールたわしと強力洗剤で手の皮が剥けました。こんなことを時々やることを想像するとぞっとするので、こまめに行って拭いてこようと思います。
私は掃除が嫌いなのに・・・・・