タブレット買いました。
LAVIE Tab E - タブレット | NEC Direct
クレジットカードで貯めたポイントを、全て楽天ポイントに変換したので1万ポイント以上が計上されてホクホクしていた今日この頃ですが、・・・
ポイントを使ってマンガの大人買いをしたところ、KOBOデスクトップで読むのがちょっとつらくなってきました。
電子書籍リーダーは、漫画を読むのにまったく適していません。操作性が悪い(拡大、縮小がスムーズにいかない)のに画面が小さくて文字が読みづらいのです。デスクトップは大きくてよいですが、目が疲れるし持ち歩けません。
調べたところ、やはり漫画には10インチのタブレットがよいようです。
iPadでしたらそのサイズはiPad Airですが、安くても5,6万ですからとても買えません。
もっと安いのはないかと探していたら、そう言えば、NTTのポイント交換でそんなのがあったと思い出し、LAVIE Tab Eを見つけたのですが、残念ながら在庫切れでした。
NTTのポイントを使うのはあきらめ、楽天で残ったポイントを総ざらえして、ちょうどポイント5倍セールをしていたJoshin Webで買いました。
タブレット初体験
早速届いたLAVIE TabにKOBOとKindleをダウンロードして漫画を読んでいます。
快適です。サクサク読めます。感動的です。
それに何?このアプリの多さ!
実は私、ケータイも持っていません。あまりにも使わないので解約してしまったのです。面倒じゃないですか。でも、それでは不便だからと実家の母が自分のケータイを持ち帰らせたのですが、ほぼ使わなくて壁に掛けっぱなしです。ですから、今モバイルの世界がこんなに便利になっているなんて全然知りませんでした。
無料の便利なアプリがこんなにあるなんて・・・。
で、今いろいろ入れまくっている最中です。
ネットは家でWi-Fi接続するだけだからいいやと思っていましたが、フレッツ・スポットを使うと外でもできるということを知り、早速契約。
フレッツ・スポット(公衆無線LANサービス) Wi-Fi|フレッツ光公式|NTT西日本
今申し込むと半年間無料です。しかも、その後もポイントの利用で無料になるのです。
そうそう、そうなるとセキュリティーも大事。
あと、パスワードの管理も・・・
ということで、深みにハマっていきます。
絵のこと その13
またまた偽物か?
ふと思い出して、ヤフーオークションを覗いてみましたら、またまたやってるなあ~と懐かしく感じました。
注目度NO1のこの油彩画
多分もうすぐ消えちゃうんで、またまた画像をアップしておきますが、
大変有名な絵なんで、パリのピカソ美術館にあるようですね。
ピカソの作品の所蔵美術館一覧
(だいぶ下の方、「ゲルニカ」のちょっと上)
ポスターにもなっています。
オールポスターズの パブロ・ピカソ「Portrait of Dora Maar, c.1937」パネルプリント
額縁も最近のちゃちいもので、とてもとても12万なんて出して買う価値のある模写とは思えないのですが・・・。
この出品者の評価で、唯一「悪い」を付けた人は、散々な目にあったようですが、たった一人というのが納得できませんね。
http://auctions.yahoo.co.jp/jp/show/rating?userID=daimeihin_kaidoku&filter=-1#comment_list
この偽物の油絵を落札しようとしている人たちも、評価が高い・・・ということは経験豊富で、ひょっとすると業者の方かなんかかもしれません。こんなものを落札して、もしかして転売するのでしょうか?
もう1点
鑑定書があるからホンモノとは限りません。念が入ったニセモノは鑑定書もニセモノですから。
サインの筆跡も違うような気がします。
うーん。しかしこの色合いは、昔ひろしま美術館で見た、印象派から現代までを網羅した絵画展に出てた非常に気持ちの悪い絵のような感じで、絶対に偽物とも言い切れません。もしかしたら、だれか別の画家の作品かもしれません。
いずれにしても、ロクでもないもんというオーラが漂っているので触らない方がよいでしょう。
現在34000円ですね。ピカソの肉筆油彩画にしては安すぎ。
時々あるのですが、破産差し押さえ品とかで、一見立派そうだけどよく見ると気持ちが悪い絵が出てることがあって、そういうのを見ると目が腐りそうな気がします。負のオーラが漂っているような感じで、「この額縁を買うお金があるんならポスター買って飾れよ」と罵りたくなりますが、見掛け倒しの絵を飾るような人だから破産しちゃうんでしょうね。
毎度思うんですが、ちゃんとパソコンが使えて、ネットオークションも利用できる人が、なんで変なニセモノの絵を高い値段で買っちゃうんでしょう?すごく不思議です。
絵のこと その12
熊谷 吾良 「卓上の獲物」
あったかくなってきたので、何か春らしい絵を掛けようとこれを出してきました。
イチゴが春らしいではありませんか。
それにカレイも美味しそうだし、こういう絵は大好きです。
これ、ネットオークションで、「作者不詳」で出品されていたものです。AP版で、非常に保存状態はよく、額縁も安物ではありますが、新品のようです。サインを一生懸命解読して検索したところ、版画家、熊谷吾良氏のものと判明しました。
こちらのギャラリーの01によく似た作品が掲載されています。
いいですねえ!
ネットオークションでは時々このように「作者不詳」で出品されるものがありますが、根気よく調べればわかることもままあります。
私が調べた時、サイトのショップではカレイとイチゴの絵は大体3万~5万の値段がついていたと思います。この絵のオークションの落札価格は確か6千円くらいでしたので大変お得な買い物でした。
出品者に作者名とこのサイトをお知らせしましたが、「そうでしたか。」という程度の反応で、どうも、絵のリースか何かをしている会社の処分品のようでした。
熊谷氏のギャラリーをじっくり眺めていると、虜になって全財産投げ出して買い込んでしまいそうな気がしてきたので、無理やり視線を引き剥がしました。
でも、もう一枚欲しい・・・。
そのうち買ってしまうかもしれません。
あの頃の絵は大暴落
ネットオークションでは、一昔流行して今は値段が暴落しているものもよく出品されています。絵にも流行り廃りがあるのだなあと実感します。今ではボロクソに言われている、ヒロ・ヤマガタや、ラッセンなど、あの頃のなんか薄っぺらい感じの絵は、今や二束三文です。絵画商法に引っかかって、バカ高い値段で買わされた人たちは、呆然としていることでしょうね。
ヒロ・ヤマガタ(山形博導)問題 - Übungsplatz〔練習場〕
実は私も、ミシェル・バテュのリトグラフを2万で落札しました。ゲル加工ではないですが、これとほぼ同じものです。
「ニューヨーク ビッグアップル」 ミッシェル・バテュ :MB-12015-fusui:掛け軸・表装・絵画 川端美術店 - 通販 - Yahoo!ショッピング
出品者は広島のリサイクルショップで、箱に8万と書いてありました。8万で買っちゃった人がいるんだー。
ミシェル・バテュも、詐欺まがいの絵画商法に使われていたようです。きっと、「ローンでいいですよ。そのうち価値が出ます。」とか言われたんでしょう。
そういう人のブログ。ミッシェル・バテュ - このはなさくや
今調べても出てこないんですが、バブルの崩壊と共に、この人の絵の相場はどんどん下がっていって、10分の1以下になっているという一覧がどこかにあったと思います。
毎週、「なんでも鑑定団」を見るにつけ思います。悪徳骨董商に騙されたという場合はもちろん「ひどい!」と思いますが、そういうのだけではなくて、骨董、美術の世界にも流行り廃りがあって、値段が高騰したり、暴落したりということがあるのですね。だから、「これを買って寝かせておけば高くなってひと財産できるに違いない。」などと目論んでいても、大外れすることが多いんです。それで結局、転売目的ではなく、自分が好きかどうかを基準にして買わなきゃだめだと思います。例え偽物でも、自分がホンモノと信じて毎日愛でていれば、それはそれで価値があるんじゃないでしょうか。どんな絵(美術品)が好きか、というところにも人柄がにじみ出てきますよね。毎回、そのように思います。
NHK「ダウントンアビー」シーズン4
最近、やっと面白さがわかってきました。
性悪女の侍女、オブライエンさんが唐突に屋敷から出て行くところ(顔は見えず)から始まった「ダウントンアビー」シーズン4。
実のところ、最初はあんまり面白いドラマだとは思っていなかったのです。
「貴族が何しようと、どーでもいいじゃん。」てなもんでした。
悪役がいなくなって、シーズン1よりもさらに面白くなくなるかと思っていましたが、第一次大戦によって社会が大きく変化し、貴族たちも否応無しにそれに適応していかなくてはならなくなってきている様子がなかなか興味深いです。
一目でわかるように、大戦前、コルセットをしていた女性たちが、ゆったりとした優美なドレスを身にまとうようになっています。若い人たちは階級社会に反発し、もっと自由に自分の意志を貫いて生きたいと思っていて、そのような風潮があらゆるところにジワジワと押し寄せてきているのですが、貴族たちは必死でそれに抗っています。
現代では貴族の称号と実態とのギャップが戯画化されている
私は、以前からイギリスの小説を読んでいてとても不思議でした。貴族が経済的に困窮し、農夫以下の暮らしをしているといったようなシチュエーションがしばしば出てきていたのです。
例えば、イギリスの片田舎で獣医をしているエリオット先生の自伝的な小説(「エリオット先生奮闘記」)では、伯爵は豚飼いなのです。死んだ豚をと畜場に売りに行ったところ、ヨレヨレのオーバーオールを着てオドオドしているものだから、「とっとと失せろ、このぬけ作め!」と罵られるという場面が出てきます。その気弱な伯爵は、夜通し豚の治療をしたエリオット先生に感謝して、自ら朝食を作って振舞うのです。早朝なので、使用人を起こしたくないと言って。
また、タイトルは忘れてしまいましたが、貴族のある一家を描いた小説では、館の女主人は民宿をしてなんとか生計を立てていますし、その孫娘は料理人の学校を出て、都会でケータリングサービスの仕事をしています。この家はなんとか乗り切った方ですが、親戚の貴族たちはみんな零落していて、屋敷や農地を守るためにすっからかんになっています。従兄弟なんか背広を買うお金もないのでいつもボロの作業着を着ています。そんなところに、富豪と結婚してお金持ちになっていた不肖の妹が帰ってきてみんなを救うというお話だったと思います。
追記:検索をしたところ、どうやらロザムンド・ピルチャーの小説のようです。しかしそれはスコットランドが舞台で、ストーリーもかなり記憶違いがあるかも・・・
アメリカから大金持ちの花嫁がやってきて貴族の財政を救うというのは「ダウントン」の時代の流行りだったようですね。
NHKドキュメンタリー - BS世界のドキュメンタリー選「海を越えたアメリカン・プリンセス 第1話」
ピケティ教授の講義をTVで見ていて唯一理解できたこと
それらの小説を読むにつけても、イギリスでは革命が起こったわけでもないのに、なんで彼らは一様に没落してしまったのかと常々不思議に思っていたのですが、昨年、ピケティ教授の「パリ白熱教室」を見てハタと理解しました。
これを見てください。
(出典 ブログ「銅のはしご」より)
イギリスの相続税の最高税率は1920年代から10年毎にぐんぐん上昇し、1950年から1980年頃までは、なんと80%前後になっているではありませんか!
びっくりです。
そりゃあ、広大な領地や屋敷を持っていれば、莫大な相続税を払わなくてはなりません。美術品や宝石、骨董などの評価額だって相当なものでしょう。総資産の80%!って、そりゃあ無茶でしょう。
株や債権などは第二次大戦で紙くずになってしまってるでしょうから、相続税を払おうとすれば、借金をするか、家や土地を売り払うか、それとも他の売れるもの全てを売り払うか、いずれにしても選択肢はあまり多くないはずです。家屋敷を守れば丸裸になり、もはや貴族としての体裁なんて繕うことさえできなくなるのです。貴族が没落するはずです。
「ダウントンアビー」でも、伯爵が税金の支払いに頭を悩ませる場面が出てきますね。このあと、更に悩ましい事態になることでしょう。
この時代(1920年代)は、ピケティ的には理想的な方向に向かってるってこと?
私は深く納得しました。イギリスで保守党を支持するか労働党を支持するかということは生死に関わることなんですね。貴族たちが生き延びるためには、選択の余地なく所得税、相続税を軽くしてくれる政治家を選ばなくてはならないんです。(つまりそれが70年代ではサッチャーさんだったってことですね)
あんな強固な身分制度がある国で革命が起きなかったのは不思議ですが、イギリスの貴族たちは血みどろの革命ですべてを失うくらいなら、税による再配分の方がマシだと譲歩したからなのでしょうか?でも、これでは革命が起こったのと同じくらいの社会的変革があったということではないですか。
ダウントンで、伯爵の三女と結婚して、今は領地の管理人をしている元運転手のトムは、自分の政治信条と立場とのギャップに悩んでいるようですが、甘いですね。もうすぐ、何もかもひっくり返って、守銭奴になって土地を守るか、何もかもなくしてしまうかという過酷な時代が来るのです。
貧乏人にはわからない世界ですが・・・
最初、貴族って優雅ではあるけれど、礼儀作法にがんじがらめになっててなんて窮屈な世界なんだろうと、見ていてウンザリしていましたが、つまりあのドラマは、既に滅び去ったものたちへの懐古と哀惜の物語なんですね。
映画「クイーン」の中で、エリザベス女王が仕留められた鹿の前で泣く場面があります。狩りで自分がわざと逃がしたのに、隣の領地に逗留していたハンターに仕留められてしまった大鹿をわざわざ見に行ったのです。狩りはもはや貴族の遊びではなく、裕福なお客(成金)が泊まり込みで来てお金を落としてくれるための大事なイベントになっています。吊るされていた大鹿は、まるで滅び行く貴族階級(または古きよき時代)の象徴のようではありませんか。女王が泣くはずです。
追記:泣かなかったかも・・・・
貧乏人が昔どれだけ悲惨な生活を送っていたかみたいな物語は、今までいっぱいありましたが、そんなのはみんな飽きてしまって誰も見たくないんです。ディケンズなんて全然面白くありません。
「ダウントンアビー」は、「クイーン」同様、今まで雲の上で優雅な生活をしていた人たちが、時代の変化に翻弄されてどのように悩み、苦しみ、生き抜いていったかという、ぶっちゃけた話なんだとやっとわかった今日この頃です。
(遅すぎ!)
おもいっきりお金の話 その2
続き・・・
クレジットカード整理
銀行口座を整理しようとしていて、ハタと困ったのは、クレジットカードの引き落とし口座になっているせいで、おいそれと解約できなくなっていることです。
クレジット機能付きのカードもいっぱいあって、ざっと数えて8枚もあります。
それぞれ上手に使い分けているかと言えば、決してそうではありません。
デパートのカードなんて、もう10年も使っていません。毎年会費だけを引き落とされているのです。これはいけません。銀行よりもこちらの方を先に整理しなくてはなりません。
イオンカードのように年会費無料のところはいいですけど、「年間いくら以上の買い物をすると会費がタダ」というところや、「年会費を徴収するけど、その代わりにお店の商品券を送ってくる」ところは、買い物をしなきゃ無意味です。さっそくそういうカードを2枚選び、解約手続きしました。最近は電話の音声ガイダンスで解約手続きもできるので簡単です。
ちょっと調べてみるとクレジットカードの種類もいっぱいですね。
系統別に分けたクレジットカードジャンル紹介 銀行系や信販系など
2016年のおすすめクレジットカードはどれ?100枚以上のクレカから、私が自信を持っておすすめできるカードを選んでみました。 - クレジットカードの読みもの
TSUTAYAカードやニッセンマジカルクラブTカード、ヨシケイニコスカードのように年会費無料で特定の買い物の決済に使うカードは解約できません。
問題は、金融機関系のカードです。
年間決まった額の買い物をすれば会費が無料になりますが、ひろぎんDCカードは10万円以上、JAバンクカードは12万円以上です(初年度は無料)。
また、電気料金もしくは携帯電話料金を口座引き落としにしても無料になるのですが、せっかく光熱、通信費を夫の口座に集中させて管理しやすくしているのにまた分散させるのはどんなもんでしょう。うーん早まったか?・・・
かくなる上は、このノルマを達成するために、今まで他の銀行で引き落とされていた楽天、Amazonのクレジット決済をこの2つのクレジットカードに集中させ、さらに、この二つの金融機関を生活費口座ということに決めて、他のクレジットカードの引き落としもこちらに変えようと、今カード会社から口座の変更手続き書類を取り寄せているところです。
で、後の通帳は解約しちゃおうっと。
・・・うーん、できるのか?
なんだか、余計ややこしくなったような気がします。
通帳も、クレジットカードも、ちゃんと管理できるんでなきゃ作っちゃいけませんねえ。
ポイントが他のポイントと交換できる
クレジットカードの整理をするために、今まで読まずにしまいこんでいたカード会社の小冊子を初めて熟読しまして、三菱UFJニコスの「DCハッピープレゼント」なるものを見つけました。DCカードのポイントが、他のポイントに振替出来るそうじゃありませんか!
DCカード DCハッピープレゼント|クレジットカードなら三菱UFJニコス
例えば、DCカードのポイント500ポイントが、楽天ポイント2500ポイントになるのです。なんてお得なんでしょう!早速、交換手続きをして、今まで使い道のなかったポイントを楽天市場の買い物に使うことにしました。
変な商品をもらってもしょうがないんで、こんなふうに、金券みたいに使えるのはありがたいことです。他にそんなのがないかと思ったら、ヨシケイニコスでもできるみたいです。ただし、こちらでは1000ポイントが700ポイントに目減りしてしまいます。こちらに一覧がありました。
クレジットカードの評価も高いライフカードは1⇒5ポイントですよ。
解約してしまいましたが。
子どもってお金がかかりますね
こんなふうに、ちまちまとしたお金に頭を絞っているときに、息子の国民年金保険料の口座引き落とし通知書が来てがっくり。1年前納で19万1千円です。
先日は、車の車検があって、8万かかったばかりです。
この車、亡き実家の父が16年前に買って以来ほとんど乗っていなかったパジェロミニですが、もったいないのでもらって、名義は母のままにして息子が乗っていました。あと一年動けばいいやという気でいたのですが、4月に切れる車の保険を更新しようとしたら、できないっていうのです。保険の名義人が母なのですが、去年免許を返納してしまったので、本当ならこの保険はその時点で掛け替えてなきゃいけなかったそうなのです。新たに息子名義で保険を掛けると、保険料が1年に10万を超えます。
なんてこった!
4年間の学費と生活費の予算1千万を、なんとか工面してセーフ・・・かと思ったら、思わぬ出費が重なります。「親のスネが齧れるうちは、しっかり齧らせてもらう」と公言している息子にムラムラと腹が立ってきて、
「あのね、生活にはお金がかかるの。何もしなくっても飯食って息してるだけでもこんだけ請求されるのよ。だから、就職できなかったら、バイトを掛け持ちして稼いでちょうだい。とりあえず、こっちに帰るつもりなら、月々の食費3万と光熱費は払ってもらいますからね。」
と言うと、息子は「えーー、そんな!」と絶句しました。甘い・・・。
子どもって、メチャメチャお金が掛かる上にほとんどリターンがない投資ですよねー。
娘なんかひどいものです。結婚の準備金を渡したら、それを定期に入れてしまって出せないとか言うので、家具やエアコンの代金を私がさらに払うことになりました。なのに、お米を貰いに来る時か、お小遣いを貰いたい時しか訪ねて来ません。一緒に外食したり買い物したりすると、知らん顔で私に支払わせます。で、ちょっと小言を言うと、私の実家に逃げ込んでお小遣いを貰うのです。
ほとんど不良債権ですね。
不良債権を養うためにせっせと節約をしているのかー!と今更ながらに悟って、人生が虚しくなってきた今日この頃です。
おもいっきりお金の話
イオンカードを作りました。
先日、普段はあまり行かないイオン系列のスーパーに行ったのですが、レジの前でバッタリと昔の友人に出会いました。
15年ぶりに会ったその人が、「今、ここでイオンカードをお勧めする仕事をしているのよ。」と言うので、私もカードを作ることにしました。
かねてから、電子マネーのWAONを使ってみたいと思っていましたので、よい機会でもありました。
イオン銀行のキャッシュカードとクレジット機能、それにWAONのポイント機能が一体化したそのカードが一昨日届き、それに同封のチラシを見てびっくり。
イオンカードセレクトを作ると、イオン銀行の普通預金の金利が0.12%なのです。普通預金なのに・・・
イオンカードセレクトをお持ちの方の普通預金金利を上乗せ |イオンカード|イオン銀行
そういえばあの時、友人がお得な特典を一生懸命説明してくれていましたが、全然聞いていなくって、飼い猫の話ばかりしていました。チラシを見てやっとお得さがわかりました。0.12%って、100万円を預けると利子が1200円付くってことですよ。(税引き後は0.095%)
このご時世ではかなりラッキーじゃないでしょうか?
やっぱり、店舗を持たない銀行は強いんですね。
すっかり両目が¥¥マークになってしまった私は、この特典を最大限に活用するために策を練りはじめました。
イオンのお買物で年に数万円のおトクを生みだす方法 |イオンカード|イオン銀行
まず、ヘソクリ口座からお金を引き出してきて、イオン系列のお店のATMで入金。そのついでにWAONのオートチャージをして買い物。スーパーで電子マネーを使うのは初めてでちょっとドキドキしましたが、レジの端末にカードをかざしてボタンを押すと「ワオン」と鳴きます。なるほど。
チャージすると200円に付き1ポイントが付き、それを使う時も同じだけのポイントが付きますから、100円につき1ポイントってことで、それは他の地元スーパーと同じです。
何がお得かというと
〇 毎月20日、30日は買い物が5%割引(これは大きい!)
〇 ATM手数料が安い。ゆうちょ銀行のATMもタダ。
ATM手数料の一覧表で徹底比較して無料に!ネット銀行・メガバンクの銀行ATMとコンビニATM手数料を安くする方法 - ノマド的節約術
〇 振込手数料が安い。(振込手数料がかかった場合はWAONポイントで216円返ってくる)
同行・他行宛の銀行振込手数料の徹底比較で無料を目指そう!メガバンクとネット銀行のおすすめはどれ? - ノマド的節約術
〇 カード年会費が無料
地元銀行のカードは年間10万とか12万とかクレジット利用をすれば無料になりますが、使わなきゃいけないという心配がないのがありがたいです。
友人が説明してくれたことが今頃やっと理解できた私はすっかり感心し、「よし、これからイオン銀行を私のメインバンクにしよう。」と決心しました。
今までメインバンクにしていた広銀には不平不満がたくさんあってちょっと嫌気がさしていたのですが、ネットバンキングをするために我慢して使っていました。
これからはイオン銀行の方に少しづつシフトしていこうと思います。
で、さっそく、帰ってからインターネットバンキングの利用手続きをしまして、ネットで明細も見れるようになりました。広銀やジャパンネット銀行で使われているようなワンタイムトークンの代わりに、メールでワンタイムパスワードを受信し、ログインするようになっています。ちょっと不安でしたが、まあ、一度ですんなり入れたので大丈夫でしょう。
預金口座の見直しをしようとしましたが・・・
私は今まであまり銀行金利がどうこうということには興味がなかったのですが、この機会に見直しをしてみようと思いつきました。だいたい、何年も休眠している口座がいくつもあります。もしも今ポックリ逝ってしまったら、それを解約するのに家族は駈けずり回らなくてはなりません。私の父が亡くなったとき、私自身が疲弊したように、きっと疲れ果てて怒るに違いありません。特に証券会社。これが面倒なのです。相続の面倒さは半端じゃありません。
それで、休眠状態の証券口座を、もう思い切って解約してしまおうと思い、口座の有り金をオンライントレードで出金先のゆうちょに送金し、引き出そうとしましたら、なんと、ゆうちょは通帳が古くてATMで使えなくなっていました。
慌てて窓口で通帳を切り替え、定期のお勧めを振り切ってまたキャッシュカードで下ろそうとしたら、これが一日50万までしか下ろせないんですよね。なんて面倒なんでしょう。
でも、ゆうちょ銀行は何かと便利ですから解約するわけにはいきません。
結局、どれもこれも解約できません。
次に休眠していたJAの通帳をATMにかけてみたら、これも通らなくなっていました。なんと、ちょうどその前日が10年目で、失効してしまったのでした。いっそのこと解約してしまおうかと思いましたが、なんせJAはうちのお隣です。歩いて1分、塀を乗り越えれば30秒です(乗り越えないけど)。夫のJA口座はお財布代わりになってます。私のお財布をもう一つ持っておいてもいいんじゃないでしょうか。
それに、最近はJAもクレジットカードと一体になったキャッシュカードを出していて、しかも、コンビニやゆうちょ銀行のATMの平日日中の手数料が無料なのです(日・祝日、夜間は108円)。
これは捨てがたい。家の斜め前がコンビニだし。
そこで解約はせず、再発行の手続きをして新しいキャッシュカードも作ったら、定期を勧められました。
これです。
なんと、0.25%!
わー、すごい、是非預けたい!と喜んであちこちの口座に余分なお金がないかと探している時、仕送りをしている息子の通帳を見てびっくり。ゆうちょの引き出しに一体どこのATMを使っているのやら、毎回216円の手数料を引かれています。たった5回で1080円です。
こちらで金利がどうこうと知恵を絞っていても、これではチャラではありませんか。
怒り心頭に発して電話しました。「ちょっと、あんたね、今1000円の利子を儲けようと思ったら、金利0.12%のところに100万円を一年預けとかなくっちゃいけないのよ!わかってる?」
ところが、息子は全然わかってないんです。日中は時間がないからコンビニで下ろすしかないと言うのです。もー、信じられない・・・
と、怒りながら電話を切った後で、なんか、物悲しくなってしまいました。
昔はよかった・・・
30年くらい前は、金利6パーセント、7%が当たり前で、100万円を10年置いておいたら170万くらいになったんです。私は一時払い養老保険でお金を増やして、家の頭金にしました。(保険会社は潰れちゃいましたけど)
10何年か前の話ですが、実家の母が脳内出血で倒れた時、私がICUに駆けつけると、母はまどろっこしい口調で「定期が、定期が」と必死で訴えかけてきました。定期って、今それどころじゃないでしょ、それとも頭がおかしくなっているのかとおののいていると、
「私のタンスの上のこけしの入ったガラスケースの横の引き出しに、あんたのお年玉を貯めて定期にした通帳があるから、それを持って行きなさい。」と言うのです。
死にかけている時に、定期どころか!と私が怒ると、
「死にかけたから思い出した。私が死んでしまったら、あそこにあんたの通帳があることは誰も知らないから。」と、超スローモーに言うのです。
それで病状が落ち着いた後で探したら、物置状態になっていたタンス置き場から、確かに古い古い通帳が見つかりまして、果たして生きているのかと首を傾げながら郵便局に持っていくと、ちゃんと生きていました。
子供のお年玉ですよ。それを定期にして、掛け替え掛け替えしていたら、恐ろしいもので、50万以上になっていました。いい時代でしたよね。
今や、たった1000円の金利を貰うのにどれだけ大変なことか。
ああ、悲しい。
・・・続きます。
小説 高殿円「上流階級 富久丸百貨店外商部」
著者は、TVドラマにもなった「トッカンー特別国税徴収官ー」の原作者ですが、私的にはこちらの方が面白いと思いました。
上流階級 富久丸(ふくまる)百貨店外商部 | 高殿 円 | 本 | Amazon.co.jp
すごく面白かったし、百貨店の外商というのがどういうものかよくわかりました。
とは言っても、その面白さをここで語ろうというのではありません。
大体、私は百貨店によい思い出がありません。学生時代、デパート店員はみんな強引で不親切で、ハゲタカのようにたかってきて無理やり欲しくもないものを買わせるような人ばかりだと思っていました。結局買いたいものは買えずに、2、3回着たら仕舞いこんでしまうような似合わない服ばかり買っちゃうのです。友人は、「デパートって、いろんな物があるのに、欲しい物だけがない。」と評していました。かつて、まだそごうがあった頃、紀伊国屋書店に行こうとすると、いつも1階の化粧品売り場のお姉さんに捕まってなかなか放してもらえなくて困りました。大回りをして裏の方からコソコソ上がったり、外階段からバスセンター経由で上がったり、今風に言えば、危険なダンジョン付きのRPGやってる気分でした。客にこんなに気を使わせる店って何?
だから、そごうが潰れたときなどには自業自得だと思いました。買い物をするのに気が重くなる店なんて、滅びていくのは当たり前です。最近では、デパートに足を踏み入れるのは北海道物産展の時くらいです。
しかし、それはともかく、外商ですが・・・
姉がちょっとカスった話
いつだったか、実家に行くと姉が来ていて、黒のカシミヤのセーターの上に大粒の真珠のネックレスを着けていたので法事帰りかと思いましたら、違うんです。
「それ、すごく上等そうだけど、いくらしたの?」と聞くと、
「それが、聞いて!お母さんが10万送ってきてね、『あんた、今年は厄年だから、これで何か長いもの買いなさい。ネックレスか帯締めかベルトか何か。』と言ってね。」
「ふーん。」
「それで、そういえば職場の旅行で伊勢志摩に行った時に、同僚の人はみんな大金を持参していて真珠のネックレスを買ったのに、私はそういう気がなかったものだからお金がなくて買い損ねて、後で後悔したことを思い出して、『よし、真珠のネックレスを買おう』と思ったの。」
「へえ、じゃあ10万?」と聞くと、
「違う、違う、その後があって・・・。うっかりうちのお義母さんに話してしまったら、なんと、デパートの外商を呼んじゃったのよー!」
「えっ、お宅、外商入ってるの?」
「まさか!以前お義母さんが何か高額商品を買った時に、お得意様カードを作るように言われて、それがあると買い物が割引になるし、優待会にも招待されるらしいんで、ほんのちょっとの期間お世話になっただけなのに、とにかく宝石類はデパートで買うものと思い込んでて電話したらしいんだけど、仕事から帰ったら外商の人が待ってて、・・・」
「で、10万?」
「違う、違う、外商が持ってくるのは10万、20万の品じゃないのよ。50万とか100万とか、そんな高価なネックレスばかりでね、もう、血の気が下がっちゃったわよ。」
「そういう時は、正直に謝ってお帰り頂くしかないでしょ。」
「それが、だいぶ待って貰っていて申し訳ないし、もう、ひたすらお義母さんの顔を潰しちゃいけないということばかり考えて、1本だけ30万のネックレスがあったから、『これにします』と言って、タンスの中のお金をさらえて現金で払ったのよ。」
「じゃ、30万?!」
「そう。で、大事に仕舞いこんでいたんだけど、考えてみると、うちには娘もいないし、私が死んだら、これきっと捨てられてしまうに違いないから、生きてるうちにせいぜいつけておこうと思って、最近ちょくちょくつけて出るのよ。」
「真珠は手入れしないと曇って劣化するし、何代もは持たないと思うから、せいぜい日頃から身に付けておくといいよ。一目で上等なものだとわかるしすごく綺麗よね。」
と言ったのですが、正直30万は高過ぎだと思いました(似合わないし)。それに、ちょっとデパートの外商に不信感も持ったのです。押し売りみたいじゃないですか。
今回、この小説を読んで、やっぱりそうだと思いました。初めから、姉が50万100万のものを買うとは思ってなかったのです。中に一本だけ30万のものを紛れ込ませていたのは、せいぜい頑張ってこの程度かなと思っていたんです。選択の余地をなくしてそれに飛びつかせたのでしょう。単発の客と見切っていて、お姑さんの勘違いを利用してノルマ達成の捨石にしたんです。そういうのはプロとは言えないと思います。
ま、どうでもいいですけど。どうせ百貨店なんて、今後も縁がありませんから。
私の厄年
私の時も母が現金書留で10万送ってきましたが、私はそのような迷信を激しく憎んでいますし、ネックレスも帯締めも必要な状況にありませんので、お金はすぐに貯金してしまいました。そうしたら2度も3度も電話を掛けてきて、買ったか、買ったかとうるさいのです。「何もいらない」と言うと、「そういう問題じゃない」と怒るので、仕方なくディスカウントショップに行って、2000円くらいのベルトを4、5本見繕い、さらに1本1000円のニセ真珠のネックレスを買い、帰りに肉屋に寄って、1枚1500円のサーロインステーキを家族分買って帰り、その日の夜は「厄年万歳!」と言いながらみんなで肉を食って乾杯したのでした。差額が随分儲かりましたし、ベルトはとても重宝し、厄年も別に何事もなく過ぎたのでラッキーでした。